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国民生活金融公庫に足を運ぶと、申込書と開業計画書を手渡されます。
「この2つの用紙を記入して、再度来てください」と言われることでしょう。
融資申込書は住所・氏名・連絡先・あなたの商売の業種や取扱商品など
特に頭をひねる必要もなく、ありのままウソをつかずに書けばいいのです。
住所や氏名で金融機関の担当者に良い印象を与えようとしても無理です。
注意点を強いて言うなら、読みやすい丁寧な字で書くことくらいです。
さて、もう一つが肝心の開業計画書です。
具体的な記載内容として、4つの欄があります。その4つとは
1.開業の目的・動機
2.上の1で挙げた事業の経験の有無
3.扱う商品サービス
4.セールスポイント
以上の4点です。先ほどもチラッとご説明しましたが、この開業計画書
記載例も一緒にもらえます。
が、しかーし、記載例のまま書くなんてことは
くれぐれもしないでくださいね。
この4つを欄をどのように埋めるのかで勝負が分かれてきますので
どの欄に於いても、何を書くかというのはすごく重要です。
しかし、中でも最重要視しなければならない欄があります。
それは、「1.開業の目的・動機」欄です。
公的金融機関においての借り入れは民間よりは多少マシというくらいで
安易にお金がかけられるわけではないことは先に述べたとおりです。
ではその頭の固い金融機関の担当者が納得できるようなものとは
一体何なのでしょうか?
それは一言で言うと・・・
「ミッション」です。
「社会的使命」です。
あなたは起業して何がしたいのでしょうか?お金もうけですか?
高級外車に乗りたいのですか?豪邸に住みたいのですか?
こういった意欲を持つことは結構なのですが、このようなものだと
はっきり言いますが応援する価値がありません。
また、応援する大義名分もありません。これでは金融機関の担当者も
首を立てに振ることはないでしょう。
他人からお金を借りて起業するのではなく、すべて自分のお金で
工面してくださいと言われるのがオチです。
しかし、社会的使命を持つ事業であればどうでしょうか。
社会全体の利益に寄与し、社会全体が要求することを実現する。
これって良いことではないでしょうか?また国金の基本理念である
「健全な中小企業の育成」と言う大義名分にも合致します。
こういった真摯な目的で起業したいと言われたら国金側も無下には
できなくなるでしょう。
別に社会全体と言っても大げさに考える必要はありません。
ただ、周りの身近な人が喜んでくれることを考えればいいのです。
この社会全体のために!という気持ちを持っているだけで、金融機関の
担当者との話が全然違ったものになります。
たとえば、あなたが長年の修行の後、工務店を開業することに
なったとしましょう。
その際、
「棟梁として独立したいんです」と言うのと
「安くていい家を多くの人に供給したいんです」と言うのとでは
全然、印象が違うでしょう。熱意が違うでしょう。
社会の役に立つ!という気持ちを持っていれば
金融機関のシブチンの担当者も「応援しようかなぁ」、「仕方がないなぁ」
と思い腰を上げてくれるかもしれません。
別に金融機関の担当者に、媚びを売る必要はありません。
しかし、少しでも良い印象を持ってもらうよう、社会のためになる事業だ!
というアピールはしておいた方が良いと思います。
社会に役に立つという基本路線を踏まえ、金融機関の担当者と話をする。
これは、くれぐれも忘れてはならない考え方なのです。
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