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「結局のところ、我々の力量というのは経験によってしか伸ばすことはできない」
実際に業務を遂行してきて強く思ったことです。
当事務所では、おかげ様でこれまでに大変多くのご依頼をいただいてきました。一言に「会社設立」といっても本当に様々なケースがあり、世間ではけっして語られることの無い経験を数多く積むことができました。これは、どれだけ書籍などで勉強しても得ることができない、わたしの財産です。
以前、経験の大切さを身に染みて感じたことがありました。
ある相談者から増資(会社の資本金を増やす作業のこと)のご相談を受けたときのことです。わたしは話を聞いて愕然としました。
この相談者の方は、格安を謳った会社設立専門の業者を利用して会社を設立したそうです。そして、その後(3ヶ月後)建設業の許可を得ようとしてビックリしたそうです。
建設業の許可をもらうためには、原則として資本金が500万円なくてはならないのですが、この会社は資本金が50万しかなかったのです!
設立の際、業者には会社を設立した後、建設業の許可を取るつもりの旨は話していたのにも関わらず!
相談者はビックリして、依頼した業者に話したところ、
「ウチは建設業は専門外だから・・・」
と言われたそうです。
もちろん格安で会社設立を行っている業者の全部が、このようなことではないとは思いますが、同業者にこんな連中がいるかと思うと、恥ずかしいやら情けないやら・・・。
わたしは会社設立の際は、先10年を見越し、あらゆる事態を想定して、定款を作成したり役員の人数をプランニングしたりします。このアドバイスができることこそが我々の存在意義ではないでしょうか?
もちろん、このような的確なアドバイスをするためには、日頃から書籍などを使って広範囲な勉強を継続しなければなりませんし、法改正にもアンテナを張っていなければなりません。また、書籍だけではフォローできない数多くの経験がなければ依頼者様にとって最善の提案はできません。
当事務所が頂戴する報酬には、このあたりの付加価値が入っていると思ってくださると幸いです。
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